ユージン大佐と宇宙室~更 SARA
lyrics
All Songs Composed & Performed by 長谷川友二
ⅰ 小さな確率
偶然はいつも ところを構わない
なんでこんなとこで 出逢うのわからない
目を伏せて 顔を隠すのも
恥ずかしいほど 不自然だから
落ち着いたふりで ひと言「久しぶり」
続くセリフさえ あたふた出て来ない
君のムードが やけに大人っぽいのは
短く切った 髪のせいかな?
百万分の一の 小さな確率で
僕らは生まれてきた そして出会えたけど
百万分の一の かけがえないものを
僕らは大切に 出来なかったんだ
あの頃は今より ちょっと若くて
運命の糸だなんて 言ってたよね
微笑んだ口元 隠す指に
消えかかってる リングの跡
やがてやって来る 新しいタイミング
それを離さずに 生きて行けばいい
「それじゃまたね」哀しい言葉かけて
互いの場所へ 帰ってゆく
百万分の一の 小さな確率で
僕らは生まれてきた そして出会えたけど
百万分の一の 明日の偶然を
信じて生きて行くよ 君を忘れて
ⅱ SARA~宇宙室のテーマAcoustic(Instrumental)
ⅲ ピローバラード
夢の言葉を聞かせて
誰もが愛し終わるころ
寝言はいつも宇宙語
だからと言ってナイにしない
鳥たちが鳴き始める
君のさえずりも聞こえた
聞いたことない名前だ
夕べのことはナイナイかい
黙ってる 黙ってるのさ
何もなかったようにバターを塗り
わかってる 愛はあるから
黒いコーヒーで流すのさ
君の帰り夜半過ぎ
あの夜がきっと最初かい?
火照る焦る潜り込む
背を向けたきり眠れない
くらってる くらってるのさ
モーニングアタックも止めどなく
(God Bless You! )
わかってる 愛はあるから
顔を洗って流すのさ
真っ暗の僕らのリアル
君にとっての隠し事
この愛を守るため
僕はそれを隠し事
ⅳ 本当に必要なもの
子供の頃の 大事な宝物が
真綿のように フワフワと浮かんで
消えたあの海 照り返す潮の匂い
何もわからず 小さな手をのばして
空に向かって 追いかけてみても
もう遅すぎて キラキラと波は寄せる
風にさらわれて 見失ったもの
取りに戻りたい 気持ちもあったけど
いつの間にやら この胸の中へ
本当に本当に 必要なものは
目に見えない
あの人はまだ あの砂浜の上で
別れ別れの 貝をつなぐように
夢の欠片を 拾い続けているのか
数え切れない 船は沈んで
泳ぐことをやめた人たち 波になる
いつの間にやら 打ち寄せられて
この砂の上で 記憶をつなぐ
本当に本当に 必要なものは
目に見えない 宝物
ⅴ いろいろの雲
大空にいろいろの 雲が浮かんでる
僕らのいろいろの 夢を映すよに
白 青 黄色 薄紅色
風に流されて 大きく膨らんだ
空のキャンバス
はみ出るくらいにおおらかに
海原にいろいろの 波がうねってる
僕らのいろいろの 悲しみ溶かすよに
黒 深緑 群青色
潮に揺さぶられ その色薄めてく
海の眩しさ
散らばりやがては消えてゆく
高く 高く飛ばそう
いろいろいろいろ
波に消えてけ
いろいろいろいろ
ⅵ Salamander(Instrumental)
ⅶ SARA色の少年
暗い闇がベット包み込み
眠れない夜がやって来る
選んだ道に自信をなくして
頭の中で右往左往
朝が来ても外は曇り空
君は部屋の鏡を見る
雲の切れ間に顔を出してる
お日様を感じないまま
君が悩んでいるうちに
時間だけが薄情に過ぎてく
遠い約束 忘れられた夢
道行く人は誰も それを笑うだろう
僕は15の君 sara色の少年
過去も未来も越えて 君に会えるかな?
何もかもがうまく行かないと
君が目を閉じているのなら
知らず知らずに巻き込まれている
フシアワセというスパイラル
人に言えない悲しみも
歌に変えて伝える日も来る
救いの言葉に 心隠しても
すべてが崩れ落ちた あの'95の春
僕は15の君 sara色の少年
過去も未来も越えて 君に出会いたい
雨の舗道に しゃがみこんでも
道行く人は誰も 君を笑うだろう
僕は未来の君 sara色の少年
過去も未来も越えて 君に会えるかな?
遠い約束 忘れられた夢
道行く人は誰も それを笑うだろう
僕は15の君 sara色の少年
雨上がるこの街で 君に出逢いたい
ⅷ 穏やかな日々
目覚めた朝に君はいない
鏡の中でため息ひとつ
僕の休みに仕事なんて
僕らなんとなく食い違うんだ
窓辺の花に水をやれば
君が微笑んでくれますように
このまま帰らないんじゃなんて
一人考えてしまうから
梅雨の雨は毎日
じくじくと濡れ
乾く間もなく 重ねられる
つれない…
やりきれない夏が来る
君の帰りをワインで迎え
君は静かに自分を過ごす
同じ事の繰り返し
僕らなんとなく黙ってしまうんだ
秋の風は僕らを
ひゅうひゅうとかすめ
枯れた部屋で 凍えてしまう
せつない…
耐えきれない冬が来る
僕が知らない君の顔
僕の知らないドアを開ける
戻る道が見つからない
僕らなんとなくここまで来た
ⅸ 宇宙室のテーマ〜大佐の出発(Instrumental)
ⅹ 誰よりも君のそばに
君が涙の時には 僕は風になり
濡れた頬くすぐるよ
君にバレないようにね
君がちょこんとホップ・ステップ・ジャンプ
僕は波になり
熱いムーブメント起こすだろう
君が戸惑うようなね
空の上から君のことを見守っているよ
胸に空いた穴も埋まるさ
昨日より近くにいる
君が嘘をついて誰かを傷つけたなら
悲しみをしたためて
君に送りつけるさ
空の上から君のことを見守っているよ
きっと喜びが生まれるさ
誰よりも君のそばで
空の上から君のことを見守っているよ
想い出の中に生きている
僕たちを思い出して
昨日より近くにいる
誰よりも君のそばに