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ユージン大佐のフライトノート

~更 SARA

 『ユージン大佐と宇宙室~更SARA』を聴いていただきましてありがとうございます。このアルバムは「ユージン大佐」シリーズ三部作の第二作目となる作品集です。

 「ユージン大佐」はもちろん僕の名「ユージ」からの連想ですがEugene Walkovsky(ユージン・ワルコフスキー)というフルネームがあります。これは以前、あるレコーディングで使用した僕の変名なんです。ちなみにWalkovskyのスペルにはskyとwalkの2つの単語が入っています…おーっ!Luke Skywalker!

 「宇宙室」というのは自宅録音用に購入したスタジオブースの名前。このブースでの数々の多重録音をフィーチャーし、SARAにミックスダウンまでも自分で手掛けています。手作り感あふれるフルオーダーメイドプロジェクトなのです。

 宇宙を科学的に解明しようとすればするほどに観念論に達しスピリチュアルな答えに到達する…というのは映画「惑星ソラリス」「2001年宇宙の旅」などで表現されたテーマです。もちろんロックの名曲デヴィッド・ボウイの「Space Oddyti」エルトン・ジョンの「RocketMan」などでも描かれたものです。今回のシリーズコンセプトはこれらの影響がとても大きいのです。

 宇宙という広大な世界に思いを馳せていくほどにその本質は人の心のなかにあることに気づく。

 第一作目『〜帰還』で大気圏に突入後、地球に帰還した大佐。今回の舞台は荒涼とした大地。ユージン大佐にのしかかる様々なグラビティ(重力)そして彼の周りで起こる日々の出来事を色々な音楽手法で描いています。そして新しいドアを開くための言葉それが(更SARA)です。新しい物を意味する「サラ」や新しい展開を意味する「更に」ヒンドゥー教の芸術と音楽の神「Sarasvatī」我が家のペットであるウーパールーパーの英名「salamander」ポルトガル語で(君に祝福あれ)を意味し、高橋ユキヒロさんの曲名としても有名な「saravah」美しい布を意味する「更紗」水の音を連想させる「さらさら」などなど…「SARA」という言葉は色々な意味を連想させます。

 今回のレコーディングは2016年のKinperman Studioでの金武功君+増根哲也さん+長谷川のリズムセッションから始まってコロナショックによるStayHomeを経て最終的な仕上げのダビングとミックスダウンは2023〜2024に行いました。

 曲への想い、録音楽器、録音方法、SARAにマニアックな事柄を、各曲のページに記しました。全10曲シームレスに進行して行くコンセプトアルバム。

一作目同様アルバム曲順通りにヘッドホンなどでサウンドの細部まで味わってくれたらうれしいです。そしてサウンドに散りばめた(音の隠しアイテム)をぜひ探してみてください。まるで宝物を探すように。

 このアルバムを聴いてくれたみなさんに、そしてこの宇宙に神の祝福がありますように!…God Bless You!そしてサラヴァ!

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