ユージン大佐のフライトノート
~更 SARA
“ユージン大佐”のフルネームはEugeneWalkovsky
(ユージン・ワルコフスキー)。
以前、僕が変名でレコーディングした時のクレジットネームなんです。(Walkovskyのスペルにはwalkとskyの2つの単語が入っている…おーっ!Luke Skywalker)
今回のアルバムシリーズ三部作はこのユージン大佐の周りで起こる悲喜こもごもを色々な手法で描いています。
『宇宙室』というのは自宅録音用に購入したスタジオブースの名前。命名したのは息子か妻だと思うのですが、先日聞いてみたらそんな覚えはないって言われちゃった(笑)
このブースのおかげで自宅録音の効率は格段に上がりました。今回のシリーズ作は、この『宇宙室』での多重録音をフィーチャーし、ミックスまでも自分で手掛けた手作り感あふれる作品集です。
SF宇宙モノの映画が大好きなので「2001年宇宙の旅」「猿の惑星」「惑星ソラリス」「ゼログラビティ」「Moon」などなど…今回のアルバムコンセプトはこれらの映画の影響も大きいと思います。
レコーディングは2012年7月、K’sMusicDesignStudioにて磯崎丈君+出川和平君+長谷川の3人で4曲のベーシックトラック録りから始めました。当初は、この4曲+弾き語り5〜6曲を録音してアルバム制作する予定でいたのですが、忙しさに流されてリリースのタイミングを逃したまま時間が過ぎていきました。
その間、レコーディングしたい曲がどんどん増えていき、時間をみつけては地道に録音を続けて行った結果、30曲を超すナンバーを録音することが出来ました。
SARAに2020年のコロナショックによるStayHomeのおかげで、ゆっくりと自宅スタジオでの作業に取り組むことが出来たのです。
今回はミックスダウンもすべて自分で行いました。その段階で楽器の差し替えや、SEの追加などが可能だったのが、とても良かった。改めてミックスも演奏の一部だなと痛感しました。
アルバムのサウンドの中にはたくさんの隠しアイテムが隠されています。それを探しな がらアルバムを聴いてみるのも楽しいと思います。
曲への想い、録音楽器、録音方法、SARAにマニアックな事柄を、各曲のページに記しました。できればアルバム曲順通りにヘッドホンなどでサウンドの細部まで味わってくれたらうれしいです。
このアルバムを聴いてくれたみなさんに、そしてこの惑星に神の祝福がありますように!…God Bless You!