

ユージン大佐と宇宙室~帰還
lyrics
All Songs Composed & Performed by 長谷川友二

ⅰI Have To Do
高い鉄線に かこまれた街
ジェット機の爆音に 耳をふさぐ子供
街で浮かれてた 若い兵隊も
声をそろえたように 見当たらなくなった
群青色スーツに包まれる
月の砂漠に声は凍える
高い鉄線に かこまれた基地
若者は銃を撃つ
「IHaveToDo…」 HeSaid
「IHaveToDo…」
GameOverは 誰がためにあるの
液晶のまぼろしは 現実か夢か
やがてやって来る 静寂の闇に
突き刺した光りが なにもかもを消す
群青色スーツのポートレート
胸に抱えたベールの列
高い鉄線に かこまれた墓地
恋人は釘を打つ SheSaid
「IHaveToDo…IHaveToDo…」
ⅱ宇宙室のテーマ~大佐の帰還
管制官 :「これから20分後に大気圏に入ります。大佐ご気分は?」
大 佐 :「あー、いい気分だよ」
管制官 :「地球の眺めはいかがですか?」
大 佐 :「青いね、真っ青だ。あんなに汚れていると思っていたのにね」
管制官 :「宇宙に出て、初めて見えるものが…」
大 佐 :「そうだね…自分の背中は自分では見えないわけさ」
管制官 :「まもなく大気圏に突入します。ユージン大佐…God Bless You!」
ⅲLucky Man,Lucky Boy
この世に生まれたこと
名前を付けてもらえたこと
そんなあたりまえのことさえ
今思う僕はLuckyMan
君は僕より30と8つも
はなれているんだね
君が僕の歳になるまで
長生きしていたいな
だんだんと悪くなる この世界で
小さなことでいい
変えてゆきたいんだ君と
*空が雨を降らせれば
大地は恵みあふれる
それを両手で すくってあげたい
それだけで僕はLuckyMan
ロウソクの灯が増えるたび
不安と心配も増えたけど
なぜだろう想い出すのは
楽しかった事だけさ
最期にはむこうまで 裸のまま
泳いでいくのなら 君には何を
置いて行けばいいんだ?
*repeat
やがて愛する誰かの為に
生まれた君はLuckyBoy
ⅳ海鳴り
潮騒の音色 いたずらな想い
風の中 白い街
砂の上ふたり 褐色の肌を
溶かすような 海の青
何も見えなかった
愛してく程に
君が冷めてくのがわかる
あふれる僕だけの愛に 酔ってただけ
南からの風が こんな夜は
運んでくるだろう 海鳴りの音を
スコールの後に 匂い立つかをり
雷とSilk Dress
抱きしめられたら
よせる波に戸惑い
かえす波を追いかけ
戯る僕たちを 試すような凪
南からの風が こんな夜は
運んでくるだろう 海鳴りの音を
ⅴみゆき座
君はまだ 覚えているかい?
大学ノートの 切れ端に書いた
待ち合わせ
みゆき座の スロープを
二人で走って 飛び込んで観た
ニューシネマ
カタカタとフィルムが
音をたてて回り始めても
照らされた君の横顔 こっそりと見てた
ハッピーエンドになれば
いいのになんて
なにもかも独りよがり
何も始まってないのに
夢見心地の中
夕立は 埃の匂い
街は早回し 僕らびしょ濡れで
逃げ出した
マタリに行けばまた
クラスメートに見つかるから
大人びたルークで 恋の気分になりたい
コーヒー豆の数を
数えただけで
何をしゃべっていたのか
わからなくなるくらいに
むせる煙の中
あの日の街路樹が
秋の風に色を変えても
忘れない白いワンピース
色褪せはしない
街はうつろい 僕らを変えた
でもこの胸のどこかで
苦笑いの石を蹴る
あの17の夏
ⅵ Mother’s Day (Instrumental)
ⅶビターチョコレート
「二度目の恋は 少し甘くて
苦い方がいい」
「さびしさだけを まぎらわすようじゃ
恋はファッション」
イッタイゼンタイ 何を根拠に戯言
いつも後悔 酔いつぶれフラれるだけ
「一人きりでは 頭の中で
揉め事だらけ」
「スーツをキメて 気分をキメて
街にくり出そう」
節操ない そんな言葉につられて
面目ない またも震えてフラレた
たった今まで あなたのしぐさ思ってた
寝ても覚めても 寝つけない覚めない
Ah 心の中には
「あせる気持ちだけ」と言いたいけれど
Ah 心のかけらを
拾ってくれる人を 探せないんです
知ったかぶりの 銀色の紙破ったら
愛に恋するほど 苦いチョコレート
Ah 心の中には
「あせる気持ちだけ」と言いたいけれど
Ah 心のかけらを
拾ってくれる人は あなただけです
Ah 心の中には
「あせる気持ちだけ」と意気がるけれど
Ah 心のかけらを
拾ってくれる人は あなた ホントです
「二度目の恋は 少し甘くて
苦い方がいい」
あなたのいない 夜に切ない
ビターチョコレート
ⅷ熱帯風
蒸し暑い八月の夜
外はざわめく スキャンダル
かりそめの愛をともする
ひとはもういない
* 夜の片隅から聞こえる
街のいかれた歌声
** 夜のしじまに
生まれては消えてゆく たくさんの物語
思い通りいかない ページを破り捨て
そのままで なすがままに行け
地下鉄を降りるその影は
子供の喧嘩の帰り
馴れ合いだけの愛を捨てて
風向きは変わる
*repeat
**repeat
ⅸ化石になりたい
約束なんて 破るためのもの
言い訳のたびに 心がときめく
待ち合わせなんて すっぽかせばいいさ
あの人が僕を 愛し足りないんだから
冬枯れた街に 家路を急ぐ白い息
僕ら毛布の中 むさぼりあう息を吐く
PleaseDon’tTell 指切りをしようか?
*愛に絡まって 見失うくらいに
針に刺さって 身動きできない
愛にコンガラガって 身を持ち崩したい
愛に絡まって
羽虫はとろける 熱い蜜の中
愛を吸いあって 動かなくなって
琥珀の甘さに カラダを拡げる
永遠に眠る 化石になりたい
さよならの後にまた会う約束を交わし
君は足早に 僕の知らない君になる
PleaseDon’tTake 闇よさらわないで
*repeat
ⅹKrishna Rag(Instrumental)